市場価値が跳ね上がった結果、フリマアプリや非公認オークションには無数の偽造品が出回っています。「関係者を通じて直接もらった」「球場外でサインしてもらった」といった出品者の説明文を鵜呑みにするのは極めて危険です。本物と偽物を冷徹に見分けるには、業界基準となっている鑑定ホログラムと第三者真贋鑑定の仕組みを正しく把握しておく必要があります。
本物を証明する最大の基準は、大谷選手と独占メモラビリア契約を結んでいるFanatics(ファナティクス)社のオーセンティックホログラム、ならびにMLB公認オーセンティケーション(MLB Authentication)のシリアルナンバーです。アイテムに貼付されたQRコードや固有の英数字シリアルを公式データベースに入力すれば、いつ、どこで大谷選手本人がペンを走らせたかが即座に照会できる仕組みが確立されています。
第三者鑑定機関による認証カードやホルダー(スラブ)に収められたアイテムを選ぶ場合、世界的に信頼されている以下の3大鑑定機関の鑑定済みシール・証明書が必須条件となります。
- PSA/DNA:世界最大の真贋鑑定・グレーディング企業。個別認識番号と改ざん防止特殊ケースが特徴
- Beckett(BGS/BAS):カードやメモラビリアの鑑定でPSAと並ぶ世界的権威
- JSA(James Spence Authentication):直筆サイン鑑定に特化した米国のトップブランド
肉眼での筆跡チェックも参考にはなりますが、近年の偽造技術はサインペンの筆圧やかすれ具合まで模倣するケースが報告されています。「信頼できる正規ホログラムシリアルが公式データベースで一致するか」が、偽物を完全に排除するための決定的な判断基準です。