1990年代に入ると、俳優としての才能が一気に開花する。中でも1992年に放送されたカルト的人気ドラマ『NIGHT HEAD』では、豊川悦司とともに超能力を持つ兄弟役を熱演。サイキック・サスペンスという斬新な世界観の中で、繊細で危うい雰囲気を漂わせる弟・霧原直也役は、武田真治のハマリ役となった。
続いて1994年、高橋由美子と共演した『南くんの恋人』で全国的な大ブレイクを果たす。手のひらサイズになってしまった恋人を愛おしそうに見つめる心優しい主人公・南くん役は、日本中の視聴者の胸をキュンとさせた。平均視聴率も高水準を記録し、彼の表情一つひとつが社会現象化していったのだ。
その後も『若者のすべて』や『将太の寿司』など、ヒットドラマへ立て続けに出演。圧倒的な透明感と影のある演技力で、90年代ドラマ黄金期を代表する若手実力派俳優としての地位を完璧なものとした。