二人の出会いは1950年代後半、日活撮影所でした。1959年にスタートした映画『渡り鳥シリーズ』(『ギターを持った渡り鳥』など)や『銀座無頼帖』シリーズなど、小林旭が主演を務めるアクション映画のヒロインとして浅丘ルリ子が抜擢されたことが大きな転機となります。過密な撮影スケジュールの中、年間十数本ものハイペースで制作される現場で寝食を共にし、二人の距離は急速に縮まっていきました。
スクリーン上での息の合った演技は観客を熱狂させ、やがて実生活でも真剣交際へと発展します。二人は世田谷区内に居を構えて本格的な同棲生活をスタートさせました。撮影現場への行き帰りも共にし、周囲の映画関係者やファンからも公認のカップルとして「結婚は時間の問題」と見なされていたのです。