時が流れ、作業犬としての役割を終えた後も、断尾の習慣は途切れなかった。その背景にあるのが、ケネルクラブなどの血統登録団体が定めた「犬種標準(ブリード・スタンダード)」の存在だ。ペンブロークの標準スタイルとして「尾は極力短いこと」と明記されたことで、ドッグショーに出場し優秀な血統と認められるためには、断尾が事実上の必須条件となった。美しさの定義が明文化された結果、「しっぽがない姿こそが本物のコーギーである」という強力な固定観念が世界中に浸透していったのだ。
あの「桃尻」の裏に潜む歴史と葛藤——いまコーギーの断尾をめぐる議論が再燃する訳【2026年最新視点】
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