枕崎お魚センターの真骨頂は、食べるだけでなく自らの手で食文化を作り出す体験プログラムにあります。中でも予約が殺到する人気アクティビティがかつお藁焼き体験です。
専用の焼き場でインストラクターの指導のもと、束ねた藁に点火すると、一瞬にして天井近くまで燃え盛る紅蓮の炎が立ち上ります。高温の藁火で鰹の表面を一気に焼き固めることで、皮目はパリッと香ばしく、内部は瑞々しいレア状態に仕上がります。藁特有のスモーキーな香りをまとった焼きたての鰹をその場で切り分け、粗塩や特製タレで味わう瞬間は、現地でしか体験できない至高の食体験です。
また、日本料理の根幹を支える出汁文化に触れる枕崎鰹節 削り体験も見逃せません。木製の削り器を使い、熟練の職人からカンナの当て方や力加減を教わりながら削り出す鰹節は、まるでシルクのように薄く、驚くほど芳醇なアロマを放ちます。削りたてをそのまま口に含んだ瞬間に広がる濃厚なイノシン酸の旨味は、大人から子どもまで深い感動を与えています。