レンジ卵焼きの利点は、フライパンのように何度も菜箸で巻く技術が一切不要な点にあります。レンジから取り出した直後の熱を利用した成形テクニックを使えば、誰でも綺麗な長方形の卵焼きに仕立てることができます。
最も手軽で失敗がないのが、ラップを使ったキャンディ包み成形法です。
加熱直後のまだ柔らかく温かい卵を、広げたラップの中央にスルリと移します。ラップの手前と奥を重ねて四角い棒状に整え、両端をキャンディのようにキュッと絞って固定します。そのまま2〜3分置いて粗熱を取るだけで、卵自身の余熱で隙間が埋まり、綺麗な断面の卵焼きが完成します。より本格的な筋目をつけたい場合は、ラップの上から竹串やすだれ(巻きす)で軽く巻いて輪ゴムで止めておくと、料亭のような美しい仕上がりになります。
また、100円ショップのダイソーなどで販売されている「レンジで卵焼き」専用グッズを活用するのもスマートな選択肢です。このツールは、ベース容器に卵液を入れて加熱した後、上から押し型パーツをセットして留め具で固定する構造になっています。
専用グッズを使う際のコツは、内側に薄くサラダ油を塗っておくことと、規定の時間(通常600Wで約40秒加熱後、出汁を加えてさらに30〜40秒加熱)を守ることです。加熱後に型を押し込むだけで綺麗な波模様がついた卵焼きが成形されるため、洗い物を最小限に抑えたい朝の強力な味方になります。