現在、中古ホビー市場はかつてない高騰を見せている。特に1980年代から90年代にかけてのレトロゲームや、初期のトレーディングカード、生産終了となったフィギュアの価格は右肩上がりだ。単なる趣味の領域を超え、一種のオルタナティブ投資(代替投資)として注目する層も現れている。
かつては数百円で投げ売りされていたファミリーコンピュータのソフトが、箱と説明書が揃っているだけで数万円の価値をつけることも珍しくない。こうした市場のダイナミズムがリアルタイムで反映される棚づくりも、店舗を訪れるたびに異なる発見がある理由の一つだ。昨日安かったものが、今日はプレミア価格になっている――そんな緊張感もまた、マニアを惹きつけるスパイスとなっている。