マツコ・デラックスと矢部浩之には、タレントとしてのスタンスに明確な共通項が存在します。それは、「世間の流行に迎合しすぎず、自らの美学と役割を徹底的に守り抜く」という点です。
矢部はナインティナインとしてトップに君臨し続けながらも、常に引き算の美学を持ち、相方や共演者を輝かせるポジショニングに長けています。マツコもまた、多数の冠番組を抱えながらも決して権力化せず、常に市井の視点と批評精神を失いません。テレビというメディアが変革期を迎える中にあっても、自らの軸をブラさない2人が揃ったときに生まれる安定感は、視聴者に強い安心感を与えています。