泥沼の愛憎劇が迎えたドラマ版の最終回は、それぞれのキャラクターが下した決断と、その代償が明確に描かれる展開となりました。
美都と涼太の夫婦関係は修復不能となり、最終的に離婚が成立します。涼太は美都への狂気的な執着を手放し、一度は完全に壊れた美都を突き放すことで、皮肉にも彼女を呪縛から解放。涼太自身は新たな生活へと歩みを進めますが、美都への想いを完全に消し去ったわけではない複雑な余韻を残しました。
一方、有島家では、妻・麗華が夫・光軌の裏切りを許さないまま、子どものために婚姻関係を継続することを選択。「もう二度と裏切らない」と誓い頭を下げる光軌に対し、麗華は冷ややかな距離感を保ちながら夫婦生活を再構築するという、ある種の現実的で厳しいペナルティを課しました。
そしてすべてを失った美都は、自らの愚かさと向き合いながら一人で生きていくことを決意します。街中で偶然見かけた有島に声をかけることもなく背を向け、自立した一歩を踏み出す姿で幕を閉じました。誰一人として手放しのハッピーエンドを迎えないビタースイートな結末は、不倫の代償をリアルに突きつける着地として多くの議論を呼びました。