2016年のスクリーンデビューから10年。競技かるたに情熱を傾ける高校生たちの青春を描いた映画『ちはやふる』は、まさに若手俳優たちの登竜門であり、近年の青春映画における金字塔だった。ヒロインの綾瀬千早を演じた広瀬すずと、彼女を健気に支え続ける幼馴染・真島太一を演じた野村周平。二人が画面越しに生み出した熱量と透明感は、当時の観客を一瞬で虜にした。
撮影現場での日々は、単なる仕事仲間以上の濃厚な時間を彼らに与えたという。極限の集中力を求められるかるたの競技シーンと、合間に見せる無邪気な笑顔。このメリハリこそが、二人の間にしか存在しない「言葉を必要としないグルーヴ感」を形成した原点と言える。