観光資源としての価値が高まる一方で、地域住民による環境保全活動や文化伝承の取り組みも一層熱を帯びている。地元の中高校生がガイドを務める歴史散策ツアーや、湖畔のクリーンアップ活動は、地域コミュニティのアイデンティティを再確認する場となっている。
また、湖周辺の宿やカフェでは、地元の農産物や伝統のきりたんぽ、稲庭うどんを現代的にアレンジしたオーガニックメニューの提供が拡大。一過性の観光消費に終わらせず、環境と経済が循環するサステナブルな地域社会のモデルケースとして、田沢湖エリアは新たな歩みを進めている。辰子姫が祈った「永遠の美」は今、豊かな自然と地域社会が共に生きていくための誓いとして、新たな意味を帯び始めていた。 (出典: た つこ 像(Yahoo!ニュース))