熊本観光の背骨を成すのが、歴史の象徴たる熊本城と、世界有数のカルデラを駆ける阿蘇エリアです。この2大エリアを効率的かつ深く味わうための着眼点を解説します。
威風堂々たる熊本城の見どころと城下町グルメ
2016年の熊本地震から着実な歩みを進め、完全復旧を果たした天守閣内部では、最新のデジタル展示と貴重な歴史資料が公開されています。地上約6メートルの高さから被災石垣と復旧過程を間近に観察できる「特別見学通路」は、現代の土木工学と伝統石工技術の融合を体感できる無二のルートです。
城郭全体のベストアングルを押さえるなら、天守閣北東に位置する加藤神社境内からの構図が随一の美しさを誇ります。見学後は、城の麓に位置する「桜の馬場 城彩苑」へ。ここでは、香ばしい「赤牛の串焼き」、ツンとした辛味が癖になる「揚げたて辛子蓮根」、蒸したての「いきなり団子」など、熊本グルメの食べ歩きを一角で網羅できます。
阿蘇絶景ドライブスポットと大自然のパノラマ
阿蘇の景観美を極限まで堪能するなら、車で標高を駆け上がるドライブルートが欠かせません。北外輪山の尾根を貫く通称ミルクロードから大観峰へと向かうコースでは、阿蘇五岳がお釈迦様の涅槃像に見える壮大なカルデラ盆地が一望できます。
南下して広がる草千里ヶ浜では、巨大な二重火口跡に広がる大草原と烏帽子岳が織りなす緑の絶景が広がり、放牧された馬たちが長閑な情景を描き出します。現在の中岳第一火口は、火山活動状況に応じた警戒レベルが随時設定されているため、阿蘇火山火口規制情報の公式発信を直前に確認したうえでアクセスするのが鉄則です。