特に危険視されているのが、宝塚ジャンクションを抜けた直後に現れる屈曲エリアだ。山間部の地形に沿って作られたこの路線は、開通当時の設計基準を踏襲しつつも、近年の交通量増大に合わせて拡幅や接続が繰り返されてきた。
その結果、車線変更が頻繁に行われる合流部と、遠心力が強く働く「魔のカーブ」が極めて近い位置で交差することとなった。視界が開けたように見えるストレートの先に、突然バンク角(横断勾配)の不連続な変化が待ち受ける。スピードメーターを見る余裕を奪うこの配置こそが、長年にわたりドライバーを苦しめてきた「見えない罠」の正体だ。