2005年1月期に日本テレビの土曜ドラマ枠でスタートした『ごくせん第2シリーズ』。前作(2002年放送・松本潤ら出演)の大成功という高いハードルを軽々と飛び越え、全話平均視聴率28.0%、最高視聴率32.5%をたたき出しました。
本作の舞台となったのは、札付きのワルが集まる私立黒銀学院高校3年D組。そのクラスの絶対的なリーダーとして君臨したのが、当時20歳だった赤西仁演じる矢吹隼人です。仲間思いで喧嘩っ早く、何よりも不条理な大人を嫌う熱いハートを持つ不良少年を、赤西仁は計算を超えた天性の華とアンニュイな佇まいで体現しました。
少し襟足を遊ばせたヘアスタイル、ラフに着崩した制服、どこか気だるげでありながら仲間が傷つけられた瞬間に見せる鋭い眼光。当時のティーンエイジャーの間では、彼のファッションや仕草を真似る男子が街中に溢れ返り、視聴者の女性ファンを熱狂の渦に巻き込みました。演技経験が決して豊富ではなかった時期でありながら、型にはまらない自然体の芝居は「等身大のリアリティがある」と批評家筋からも高い評判を集めました。