さらに表現の境界線は大きく広がっていく。バーチャル・シンガーとして世界的な現象となった初音ミクの存在は、アニメやゲームの枠を超えてツインテールを文化的なアイコンへと押し上げた。鮮やかなブルーグリーンのツインテールは、今やグローバルなポップカルチャーのシンボルである。
一方で、メタ的な視点からこの属性そのものを題材にした異色作も登場した。『俺、ツインテールになります。』は、ツインテールへの愛と熱意そのものを物語のエネルギー源とし、属性に対するフェティシズムとリスペクトを極限まで描いて見せた。髪型ひとつが世界を救う原動力となるプロットは、二次元表現における概念の成熟を示す象徴的な出来事だった。