「来夢来人」の正しい読み方は「ライムライト」です。「らいむらいと」という音の響きに対して、「来(らい)」「夢(む)」「来(らい)」「人(と)」という漢字を巧みに配置した、昭和期を代表する名当て字の一つに数えられます。
漢字を一文字ずつ分解してその意味を紐解くと、極めてポジティブで詩的なメッセージが浮かび上がります。
- 「来夢」:夢がやって来る、あるいは夢を抱いてこの場所に訪れること
- 「来人」:客や人が集まる、良き出会いをもたらす人が訪れること
「夢が訪れ、人が集う場所」という二重の吉祥の意味が込められており、単なる音合わせにとどまらない秀逸な言語感覚が光ります。暴走族カルチャーに見られる威嚇的な当て字とは一線を画し、大正から昭和初期のハイカラ文化や文壇の言葉遊びに通じる優雅さを備えている点が、この表記が半世紀以上にわたって愛され続ける最大の理由です。