ネット上の掲示板やSNSでは、近隣サロンを急遽利用したユーザーによる赤裸々な体験談が飛び交っています。利用者の生の声を分析すると、利便性と引き換えに生じるトラブルの共通項が浮き彫りになってきました。
大手美容クチコミ掲示板やX(旧Twitter)に寄せられた投稿を精査すると、「近くのヘアサロン 口コミを信じて飛び込んだら、アシスタントの雑なシャンプーで服が濡れた」「当日予約で入ったところ、常連客の対応にかかりきりで1時間近く放置された」といった声が目立ちます。特に、週末や祝日の当日枠を無理に詰め込んでいる店舗では、スタイリストが掛け持ち施術を行い、カウンセリングがわずか3分で終わってしまう事例が頻発しています。
都内の一等地で独立開業したベテラン美容師は、取材に対して次のように現場の内情を明かしました。「当日予約の枠を常に開放している店舗には2つのタイプがあります。1つはキャンセル管理が徹底された完全システム運用の人気店。もう1つは、単に客単価を回転数で補おうとしている深刻な人手不足のサロンです。後者に当たると、どんなにカットが上手なスタッフがいても十分なパフォーマンスは期待できません」
飛び込みや直前予約を利用する際は、単に「空いているから」と選ぶのではなく、その店舗が1人の客に対してマンツーマンで対応する体制を取っているかどうかを事前に確認することが決定打となります。