時間にルーズな人の心理を探ると、いくつかの驚くべき共通点が浮かび上がる。最も顕著なのが「タイム・ブラインドネス(時間盲)」と呼ばれる脳内メカニズムの現象だ。時間の経過を体内時計で正確にカウントする感覚が弱く、15分と30分の違いを肌感覚で区別しにくい。
さらに、彼らの多くは「マルチタスクの切り替え負荷」に対して過剰な楽観性を抱いている。出発直前に「メールを1通だけ返そう」「靴を磨こう」と追加の行動を差し込んでしまう。従来のビジネス自己啓発では「意識の低さ」の一言で片付けられがちだったが、実際には脳の前頭前野における実行機能の働き方の問題なのだ。