事件が発生したのは2001年4月20日未明のことでした。徳島県徳島市にある木造アパートの一室で火災が発生し、焼け跡からこの部屋に住む無職の男性(当時66歳)と、その長男である会社員男性(当時38歳)の遺体が発見されました。
当初は火災事故とも見られましたが、徳島県警の司法解剖の結果、2人の遺体には首を絞められた痕や鋭利な刃物による刺傷があり、殺害後に証拠隠滅を狙って放火された強盗殺人・現住建造物等放火事件であることが判明します。現場から姿を消していたのが、被害者親子と同居していた無職の小池俊一(当時40歳)でした。
小池は被害者の長男と以前からの知人関係にあり、生活困窮の末にこのアパートへ転がり込んでいたとされています。事件直後、小池は被害者の預金口座から現金を数十万円引き出し、そのまま行方をくらましました。徳島県警は直ちに小池を全国に指名手配し、大規模な捜査網を敷きました。