漫画のようなハートマークが物理的に瞳に浮かぶわけではありませんが、生体力学的にはそれに匹敵する劇的な変化が起きています。それが、自律神経の働きによる瞳孔の拡大現象です。
人間を含む動物の瞳孔は、光の量を調節するだけでなく、感情の起伏や興奮度合いによっても大きさが変わります。魅力的な異性や大好物の食べ物、心躍る対象を見た瞬間、交感神経が優位になり、瞳孔散大筋が収縮して黒目の部分がグッと広がります。これこそが、科学が証明する瞳孔が開く好意のサインです。
瞳孔が大きく開くと黒目が潤んで輝いて見えるため、相手からは「魅力的な瞳」として映ります。実際、瞳孔が開いた状態の異性の写真を見せると、被験者は無意識にその人物を「魅力的」「親しみやすい」と評価する心理実験結果も多数存在します。言葉で取り繕ったとしても、無意識の生体反応である瞳孔の動きや潤んだ視線は、隠しきれない確実性の高い脈ありサインとなります。