クレーンゲームの筐体の中には数百体ものエイリアンがひしめき合っていますが、シリーズ本編で主軸として描かれるのは「特定の3人組」です。
彼らが3体1組のユニットとして固定されたのは、『トイ・ストーリー2』(1999年)が契機でした。ピザ・プラネットのデリバリートラックのダッシュボードに揺れていた3体をミスター・ポテトヘッドが図らずも救出したことで、彼らはポテトヘッドを「命の恩人」として盲従するようになります。
彼らの関係性はシリーズを追うごとに進化を遂げます。
- 『トイ・ストーリー2』:「命を救ってくれた。感謝永遠に」とポテトヘッド夫妻につきまとう。
- 『トイ・ストーリー3』:ポテトヘッド夫妻の「正式な養子」としてアンディの部屋の一員に定着。クライマックスのゴミ処理場(焼却炉)では、本物の巨大クレーン重機を操作し、「かみさま〜」のセリフとともにウッディたちの絶対絶命の危機を救う最大の殊勲賞を獲得。
- 『トイ・ストーリー4』:ボニーの部屋で他のオモチャたちと平穏に暮らしつつ、要所でのアイコンとして登場。
性別に関する公式設定について、ピクサーのアニメーション部門は「明確な性別を持たない(ノンジェンダーのトイ種族)」と定義しています。胸元にあしらわれたピザと惑星を組み合わせたマークはピザ・プラネットの従業員ユニフォームと同系統のデザインであり、個別の名前や個体差は一切存在せず、意識を共有する「完全な集合体」として設計されています。