5分経ってフタを開けた直後は、誰もが「本当にこれ固まるの?」と疑いたくなるほどサラサラとした液体状です。しかし、ここからのアプローチで劇的な変化が起こります。
濃厚なとろみを出すための混ぜ方のコツは、スプーンの先をカップの底までしっかり沈め、底に沈殿しているルウをすくい上げるようにぐるぐると円を描いてかき混ぜることです。カップの縁に沿って円運動を繰り返しながら、時折中心を縦に切るようにスプーンを動かします。
目安となる混ぜる回数は「50回〜80回」、時間にすると「約40秒〜1分間」です。最初の10回〜20回は手応えがなく水っぽいままですが、30回を超えたあたりからスプーンを持つ手にずっしりとした重みが伝わり始めます。50回を超える頃には、ルウの油脂分とデンプンがお湯と乳化し、まるで洋食店でじっくり煮込んだようなドロドロの濃厚カレーへと一気に変貌を遂げます。