秋の行楽シーズンに特に警戒すべきなのが、犬や猫をはじめとするペットの彼岸花中毒です。小動物は人間よりも体重がはるかに軽いため、ごく微量の摂取でも致死量に達するリスクが高まります。
散歩中に犬が道端の草を食む習性がある場合、彼岸花の葉や茎を誤って口にしてしまう事故が散見されます。また、猫が室内に持ち込まれた彼岸花の花粉や葉を毛づくろい経由で摂取し、急性腎障害や肝不全を併発するケースも深刻です。
犬や猫が摂取した場合、初期症状として激しい嘔吐、下痢、異常なよだれ、震え、ぐったりとした脱力状態が現れます。万が一ペットが彼岸花を口にした、あるいは舐めてしまった疑いがある場合は、飼い主自身で無理に吐かせようとせず、直ちに動物病院へ連絡し受診してください。その際、口にした部位(花、茎、球根など)や経過時間を獣医師へ正確に伝えることが救命の鍵を握ります。