ハイトーンボウズにおいて避けて通れないのが「色落ち」の問題です。短髪は毛髪の表面積が小さく日常の洗髪で摩擦を受けやすいため、ロングヘアに比べて染料が抜けやすい傾向にあります。
染めた直後から退色していく一般的な時間経過は以下の通りです。
- 染髪直後〜3日目:最も濃く深いグレーが定着している状態。光の当たり方によって青みやシルバーの光沢が際立つ。
- 1週間後:青紫系の染料が徐々に抜け、ワントーン明るい「アッシュシルバー」へと変化。透明感が最も自然に映える時期。
- 2週間後:アッシュのくすみが薄れ、ベースのブリーチ毛特有の黄色みが現れ始める「ベージュアッシュ」へと推移。
- 3週間以降:カラー剤がほぼ抜けきり、黄色みを帯びたブロンド状態に到達。この段階で根元の黒髪が約1cm伸びてくるため、メンテナンスの目安となる。
日本人特有の太く硬い毛髪にはユーメラニン(黒〜褐色)とフェオメラニン(赤〜黄色)が多く含まれており、ブリーチを行っても黄色みが強く残る性質があります。黄ばみを抑えて綺麗なシルバーのニュアンスを維持するには、補色関係にある紫色の色素を含んだ「紫シャンプー(ムラシャン)」の日常的な使用が欠かせません。
シャンプー時に泡立てた後、すぐに洗い流さず3分〜5分程度放置して色素を髪に浸透させることで、黄色みの浮き上がりを大幅に遅らせることができます。