秋の訪れとともに、園内は全く異なる熱気と創造性に満たされる。新潟の米どころならではの伝統文化である「藁(わら)」を活用した「わらアートまつり」だ。武蔵野美術大学の学生たちと地元住民が力を合わせ、収穫後の稲わらを編み込んで作り上げる巨大彫刻は迫力満点だ。
2026年シーズンの展示では、従来の動物モチーフに加え、地域の神話や未来の地球環境をテーマにした全高5メートルを超える大作が登場した。間近で見上げると、一本一本の手編みの編み目から作り手たちの吐息と熱量がダイレクトに伝わってくる。アートと農村文化が融和したこの取り組みは、SDGsの観点からも国内外から高い評価を受けており、単なるイベントの枠を超えた地域の文化遺産として完全に定着している。