参拝の作法や文化にも、新しい風が吹き込んでいる。神社側もデジタル技術を前向きに受け入れ始めた。境内のQRコードから由緒や祭神の解説を多言語音声で再生できるシステムは、外国人観光客だけでなく若い世代の参拝客からも好評だ。
デジタル御朱印の導入を進める社も増えた。紙の手帳に墨書してもらう伝統的なスタイルを尊重しつつ、ブロックチェーン技術を活用した参拝証明を発行する試みだ。伝統を壊すのではなく継承するためのテクノロジー。古色蒼然とした拝殿の前で、スマートフォンをかざす若者の姿は、もはやごく自然な日常風景となっている。