女性落語家の歴史を語る上で欠かせない存在が、1974年に二代目露の五郎(後の二代目露の五郎兵衛)に入門した露の都師匠です。女性の入門すら前例がなかった時代、楽屋での理不尽なしきたりや偏見と闘いながら上方落語初の女性落語家として道を切り拓き、後に女性初の真打(上方では同等の地位)として後進の道を拓きました。
2000年代以降、落語協会や落語芸術協会、上方落語協会など各団体で入門者が増加。かつては数えるほどだった女性噺家の数は、前座から幹部まで含めると今や東西で数十名規模に達しています。
近年では女性落語家の抜擢真打昇進が相次ぎ、定席寄席で連日満員御礼の興行を打つなど、興行界の主役として揺るぎないポジションを確立しました。落語協会女性落語家の勢いは年々増しており、名実ともに伝統の継承者として認められています。