絵の具とポスターカラーの違いとは?プロが明かす特徴と失敗しない選び方

絵の具とポスターカラーの違いとは?プロが明かす特徴と失敗しない選び方

絵の具とポスターカラーの違いとは?プロが明かす特徴と失敗しない選び方について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

「絵の具」という言葉は、顔料(色の粉)と展色剤(固着材)を混ぜ合わせた着色材料全般を指す総称です。その広大な分類の中に、油絵の具、アクリル絵の具、水彩絵の具などが含まれており、ポスターカラーは「水彩絵の具」というカテゴリーの中の『不透明水彩(ガッシュ)』に属する画材です。

学校教育の現場や一般的なホビー用途で「水彩絵の具」と呼ばれるものの多くは「透明水彩絵の具」を指します。両者の決定的な差を生み出しているのは、顔料と固着材(アラビアゴムなど)の配合比率です。

透明水彩絵の具は、展色剤の割合が多く顔料の粒子が細かいため、水で薄めると光を透過し、紙の地色や下に塗った色を透かして見せます。にじみやぼかし、重色による複雑なニュアンス表現を得意とする一方、濃い色の上に薄い色を重ねて塗りつぶすことはできません。

対照的にポスターカラーは、展色剤の量を最小限に抑え、顔料を高密度に充填しています。そのため光を透過せず、下地の色を完全に覆い隠す強力な隠蔽力を誇ります。看板やポスターなど、遠くからでも視認性の高い文字や図形をくっきりと描くために開発された歴史があり、乾燥すると光沢のない上品なマット調に仕上がります。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。