始まりは極めてシンプルだった。映画の中で、走る引越しトラックの後ろにしがみつくウッディとバズ・ライトイヤーの名場面。あのコミカルでドラマチックな演出を自分の愛車で再現したいという、ファンの遊び心だ。
海外のカーコミュニティで数年前に発祥したとされるこのスタイルは、TikTokやInstagramのショート動画を通じて日本へ瞬く間に波及した。「信号待ちで後ろになった車が絶対に笑顔になる」「子供が大喜びしてくれる」といった体験談がSNSで拡散されると、ECサイトでは「車載用ウッディぬいぐるみ(フック・強力磁石付き)」が爆発的な売れ行きを記録。気がつけば、軽自動車から高級SUV、カスタムトールワゴンに至るまで、街のあちこちでウッディが風に煽られる姿が見られるようになった。