1話あたり数千万円以上、全体で10億円規模とも報じられた規格外の予算。テレビ離れや制作費削減が叫ばれていた時代に、これほどの巨費を投じた決断は業界内に激震を走らせた。地平線まで広がる砂漠を突き進む大型トラック、CGでは決して再現できない風と砂塵のリアルな質感。画面から漂う本物の熱気は、お茶の間の視聴者を一瞬で異国のアドベンチャーへ引きずり込んだ。
リスクを恐れずに本物を追求した映像美は、視聴者に「テレビでもここまでの映像が作れるのか」という強烈な驚きを与えた。単なる娯楽番組を超え、一つの巨大な映像体験として定着させた価値は大きい。