渡辺直美と台湾人の母|極貧の生い立ちから現在までの心温まる絆

渡辺直美と台湾人の母|極貧の生い立ちから現在までの心温まる絆

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母娘が暮らしていた実家のある茨城県石岡市での生活は、壮絶を極める極貧生活でした。日本語が流暢ではなかった母親の収入は決して多くなく、日々の食事にも事欠く過酷な環境だったといいます。

当時を振り返る直美さんの母親とのエピソードには、驚くべき体験が数多く残されています。

代表的なのが、スーパーの特売チラシに載っているお肉や寿司の写真を切り抜き、それを目の前に置いて「今はこのステーキを食べている」と想像しながら白ご飯をかき込むという「エアー食事」です。また、甘いものが食べたいときには、ティッシュペーパーに砂糖水やシロップを染み込ませて吸っていたという信じがたい話も明かされています。

お風呂が壊れて使えなかった時期には、真冬でも庭のホースから出る冷水で体を洗うなど、過酷な毎日が続きました。しかし、母親は決して暗い顔を見せず、「ご飯がないなら歌って踊ればお腹が空かない!」と陽気に振る舞っていたそうです。この底抜けの明るさとタフな精神力こそが、現在の渡辺直美さんの強烈なメンタリティを形成した最大の原点でした。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。