日米のクロスボーダー案件を手掛ける法務コンサルタントや外資系IT企業の現場マネージャーへの取材において、日本人ビジネスパーソンが書いてしまいがちな「致命的なNG表現」として満場一致で挙げられたのが、以下の直訳パターンです。
「Please treat me well」や「Please be good to me」といった表現は、翻訳ソフトなどで「よろしくお願いします」を入力した際に時折出力されてしまう危険な文例です。しかし、英語圏のプロフェッショナル環境においてこれらは「自分を丁重に扱ってください」「面倒を見てください」という個人的な懇願や甘えに聞こえ、自立したビジネスパーソンとしての資質を疑われるリスクすら孕んでいます。
欧米のビジネスカルチャーにおけるパートナーシップは、雇用関係や受発注関係であっても基本的に「対等なプロ同士の合意」に基づきます。相手に過度な配慮を求めるような受動的態度は敬遠される傾向にあります。「ビジネス英語 こちらこそ 失礼にならない表現」を身につける上で最も重要なのは、自分が何を期待し、どう貢献しようとしているのかという能動的な意志(Agency)を言葉に乗せることなのです。