いまや声優としての知名度も抜群の彼だが、その表現力の原点は間違いなく劇場の舞台上にある。『2.5次元舞台』という言葉が定着する前から第一線で活躍し、圧倒的な存在感を放っていた。特に舞台『刀剣乱舞』における鶯丸役で見せた気品ある佇まいと、殺陣のしなやかさは今も語り継がれている。
また、ミュージカル『ヘタリア』シリーズでのイギリス役では、ツンデレな性格と爆発的な感情表現を見事に舞台上に具現化した。生身の体を使って演じ切る舞台公演で得た「客席の空気を察知し、空間全体を支配する感覚」こそが、現在の声優仕事における圧倒的なキャラクター表現の礎となっている。