海鮮の余韻に浸りながら敷地内を歩くと、風格ある建物「淡路人形座」が目を引く。国指定重要無形民俗文化財である淡路人形浄瑠璃を、毎日気軽に鑑賞できる極めて貴重なスポットだ。3人の人形遣いが1体の人形に命を吹き込む巧みな動きは、まるで生きている人間以上に感情を露わにしているかのような錯覚すら覚える。
伝統の太夫の語りと三味線の重厚な音が館内に響き渡れば、一瞬で数百年前の時代へと引き込まれてしまう。近年では最新の照明演出や多言語字幕システムも取り入れられ、若い世代や海外からの観光客も言葉の壁を超えてそのストーリーに魅了されている。伝統を守りながら進化を続ける文化の底力を、ぜひ肌で感じてほしい。