審理の舞台となった札幌地方裁判所には、連日多くの傍聴希望者が詰めかけ、社会的な関心の高さを物語っている。刑事裁判の法廷では、検察側が丹念に収集した物証やデジタルフォレンジックによる証拠、防犯カメラ映像などを提示し、計画的な犯行であることを主張した。
法廷で明かされる証言の数々は、検察官と弁護側の主張が真っ向から対立する緊張感に満ちている。自室に遺体を保持し続けた意図、凶器やスーツケースの準備段階における父親の関与度合いなど、一つひとつの事実認定をめぐり激しい火花が散る。裁判官と裁判員がどのような判断を下すのか、公判の進行とともに新事実の開示が続いている。