テレビをめぐる視聴習慣はここ数年で根底から覆された。スマートフォンの普及や動画配信サービスの隆盛により、お茶の間で「家族全員が同じ画面を囲む」光景は希少になりつつある。しかし、そんな逆風が吹き荒れる現場にあっても、スタジオを一瞬で熱狂の渦に巻き込む仕切り屋がひとり存在する。
誰の話も拾い上げ、絶妙な間と毒舌混じりの愛で笑いに変える。ゲストの本音を引き出す話術は、計算し尽くされた戦略であると同時に、長年の現場経験に裏打ちされた直感の産物だ。共演者への配慮を怠らず、カメラが回っていない瞬間の空気感までコントロールする姿勢は、多くの若手タレントや制作者からも絶大な信頼を集めている。