バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される自己免疫疾患です。新陳代謝が異常に活発になり、動悸や息切れ、異常な発汗、体重減少など、全身に様々な症状が現れます。しかし、多くの患者を最も悩ませるのが、眼球突出や複視(物が二重に見える)、目の充血といった「甲状腺眼症」と呼ばれる目の症状です。
なぜ目に症状が出るのでしょうか。それは、自己免疫の異常によって作られた抗体が、眼球の奥にある脂肪組織や目を動かす筋肉(外眼筋)を攻撃し、炎症を引き起こすためです。これにより組織が腫れ上がり、眼球が押し出されるような形になります。絢香自身も、この外見的な変化や違和感と戦っていたとされています。