山形は全53市町村すべてに温泉が湧き出る温泉天国だ。だが、旅の夜の楽しみ方は温泉だけにとどまらない。いま、各地の温泉街でローカルなクラフトビール文化が花開いている。
城下町の情緒が残る「かみのやま温泉」や、将棋駒の街として知られる「天童温泉」では、老舗旅館の足湯に浸かりながら地ビールを味わえるブルワリータップルームが人気を集める。湯上がりの火照った体に、地元の名水とホップが香る冷えたビールが染み渡る。
さらにディープな体験を望むなら、湯治場の雰囲気を色濃く残す「肘折(ひじおり)温泉」へ。早朝の朝市で地元のおばあちゃんと交わす会話、レトロな湯浴み処。タイムスリップしたかのような温かい温もりに出会える。