物語の冒頭、幼いたえちゃんは母親から「新しいお父さん」ができることを告げられます。これが有名な「やったねたえちゃん! 家族が増えるよ!」のシーンです。純粋なたえちゃんは、温かい家庭ができるのだと無邪気に喜びます。
しかし、やってきた義父は家庭に幸福をもたらす存在ではありませんでした。義父はたえちゃんに対して暴力や卑劣な性的虐待を繰り返し、生活は一瞬にして地獄へと変わります。さらに悲惨なのは母親の態度でした。母親は娘をかばうどころか、男に依存して虐待を容認・共謀し、ネグレクト(育児放棄)を加速させていきます。
話が進むにつれて事態は泥沼化し、たえちゃんは妊娠や中絶、精神の完全な崩壊へと追い詰められていきます。一切の救済措置や正義の介入は描かれず、最終的にたえちゃんの心が完全に壊れ果てたまま物語が幕を閉じるという、徹底して救いのない結末が描かれました。