昨日の気象状況において特筆すべきは、日中のピーク気温だけではありません。全国各地の住民から寄せられた声やSNSの投稿を分析すると、数字以上の過酷さが浮かび上がります。
「息を吸うだけで肺が熱くなる」「車の外気温計が43℃を示していた」といった証言が相次いだ一方、深刻なダメージを与えたのは日没後の気温推移でした。昨日の最低気温ランキングを確認すると、東京都心や大阪市、福岡市などの都市部では、夜間になっても気温が28℃を下回らない「超熱帯夜」に近い状態が観測されています。
日中に蓄えられた熱がコンクリートや建造物から放出され続け、深夜帯でも熱中症搬送が多発する事態となりました。環境省と気象庁が発令する熱中症警戒アラートが広範囲に出されていたものの、夜間のエアコン停止や水分補給不足による室内熱中症が多発しており、日中から夜間にかけたシームレスな警戒態勢が不可欠であることを物語っています。