欠航の理由が「会社都合(機材繰りやシステム障害など)」なのか、「不可抗力(悪天候や視界不良など)」なのかによって、航空会社の負担義務は天と地ほど変わる。
機材故障や乗務員の手配がつかないといった会社都合の場合、航空会社は目的地までの交通手段を補償するだけでなく、発生した宿泊費や交通費(タクシー代や電車代)を上限内で負担してくれる。一方、台風などの不可抗力による欠航では、航空会社に宿泊費や食費の支払義務は発生しない。ただし、欧州発着便における「EU261法」のような強固な旅客権利保護規定が適用される路線では、天候理由であっても一定のホテル手配や食事が義務付けられるケースもあるため、利用する路線と法規の確認を怠ってはならない。