都内の進学校に通う高校2年生の男子生徒(17)は、放課後にスマートフォン一台で月収150万円を稼ぎ出す。彼が手がけるのは、生成AIを活用した海外向けショート動画の量産と、それに伴うアフィリエイトマーケティングだ。顔も名前も出さず、匿名アカウントを複数運用するその手法は、既存の広告代理店すら脅かす規模に成長している。
こうした若年層のビジネスは「ステルス経済圏」と呼ばれ、大人の監視の目が届かない場所で急速に拡大している。彼らにとって、従来のアルバイトのように「時給1000円強で誰かに使われること」は極めて非効率な選択肢でしかない。自分のスキルと時間をダイレクトにマネタイズする術を、彼らはスマートフォンの画面越しに独学で身につけている。