厳格なリーダーとして知られたいかりや長介との関係性は、一言では言い表せない深い信頼で結ばれていた。どれほど厳しい指導や怒号が飛ぶ現場であっても、マイペースを崩さない姿勢がいかりや自身の緊張を和らげていたという。互いに言葉を多く交わさずとも通じ合う、バンドマン出身ならではの独特な呼吸が存在していた。
また、弟分である志村けんや加藤茶にとっても、彼は温かくグループを包み込む「大樹」のような存在だった。舞台裏で誰よりも静かに控え室に佇みながらも、メンバーの体調や変化には誰よりも早く気づいていた。加藤茶がのちに語った「ブーさんがいたからドリフは壊れなかった」という言葉には、グループの精神的支柱としての功績が凝縮されている。