主宰するドーンデザイン研究所が主導してきた数々のプロジェクトは、鉄道ビジネスそのものの構造改革を成し遂げた。九州旅客鉄道株式会社との強力なパートナーシップによって誕生した多様な観光列車は、単なる移動手段を「目的地そのもの」へと変貌させ、沿線自治体への波及効果は計り知れない。
地方ローカル線の廃線議論が全国で加速する中、デザインの力でローカル線を観光資源として甦らせるこの手法は、地方創生ビジネスの持続可能なモデルとして絶大な評価を得ている。車両というハードウェアに地域ストーリーというソフトウェアを融合させる独自の手法は、今後の鉄道事業における生き残りの道標となっている。