「ボール遊び禁止」「大声での会話禁止」「ペット立ち入り禁止」。都市部の公園を歩けば、壁一面に並ぶ警告看板を目にすることは珍しくない。過度なリスク管理と近隣クレームへの配慮が生んだこの「過管理公園」に対し、都市住民の不満は限界に達していた。
こうした状況へのアンチテーゼとして登場したのが、自由度の高い空き地型の空間だ。あえて用途を限定しないことで、利用者は自ら遊びや過ごし方を創造する。誰かに指定された過ごし方ではなく、自分の意志で空間を自由に使い切るという体験が、失われかけた都市の自由を取り戻している。