2000年代以前、漫画家になるには出版社に持ち込みをするか、新人賞に応募するしか道がなかった。編集者の目に留まらなければ、作品を世に出す機会は得られなかった。
pixivが登場したのは2007年。それから約20年が経過した現在、状況は劇的に変化した。誰でも作品を公開できる。読者は出版社のフィルターを通さず、直接作品と出会える。右脳のような作家が活動できる土壌がここにある。
もちろん課題もある。作品が埋もれやすい。何万人もの作家が投稿する中で、読者の目に触れる機会を得るのは容易ではない。質の高い作品を作るだけでなく、見つけてもらうための工夫も必要だ。