旅のハイライトとして多くの宿泊客が期待を寄せる夕食会場に足を踏み入れると、オープンキッチンの熱気と香ばしい匂いが五感を刺激する。提供される「和洋中バイキング」は、伊豆の豊かな海山の幸を贅沢に取り入れた圧巻のラインナップだ。職人が目の前で揚げる熱々の天ぷらや、鮮度抜群の地魚を使った握り寿司、さらにはじっくり焼き上げられるジューシーなステーキまで、目移りするほどの料理がずらりと並ぶ。
特に季節ごとのフェアメニューは工夫が凝らされており、金目鯛をはじめとする相模湾の旬魚を取り入れた煮付けや、地元野菜をふんだんに使った創作小鉢は舌の肥えた大人をも唸らせる。子どもが大好きなデザートコーナーや本格中華、洋食メニューも網羅されており、世代を問わずテーブルを囲んで笑顔になれる仕掛けが満載だ。
食事を満喫した後に戻る客室も、近年の改装によってモダンで居心地の良い空間へと生まれ変わった。伝統的な和の情緒を残しながら、シモンズ製などの快適なベッドを配した和洋室や、清潔感あふれるモダン客室が新設され、畳の上で足を伸ばして寛ぐ開放感と良質な眠りの両立が図られている。窓外に広がる伊東の街並みや緑を眺めながら過ごす時間は、日常を忘れさせる格別の静寂をもたらしてくれる。