PC版が動作するMicrosoft Windows環境とコンソール版を分かつ最大の理由は、入力デバイスの差だけにとどまらない。チート対策の核心である「Riot Vanguard」の存在と、ゲームバランスへの徹底したこだわりがある。
スタジオエグゼクティブプロデューサーを務めるアンナ・ダンロン氏は、コンソール移植の初期段階から「競技的整合性の死守」を最優先事項として掲げていた。カーソルを瞬時に的に合わせるPC特有の操作感と、アナログスティックによる直感的な操作感。これらふたつの文化を無理に統合すれば、eスポーツとしての根幹が揺らぎかねない。長年にわたり独自のゲームパブリッシングを成功させてきた同社の経験が、この毅然とした分離判断を下させたのだ。