医学的な知見からも、このメカニズムは非常に合理的とされる。日本の消化器学分野を牽引する日本消化器病学会の学術集会でも、塩類下剤の主成分であるミネラル成分の自然な摂取について活発な議論が交わされている。
なかでも極めて重要な役割を果たすのがマグネシウムイオンである。マグネシウムイオンは腸管内で難吸収性の塩類として作用し、腸管壁から水分を腸腔内へと引き寄せる働きを持つ。これにより硬くなった便が適度に軟化し、排便がスムーズになる。市販の便秘薬にも用いられるこの原理を、日常の飲用水から自然な形で取り入れられる点が、硬水ならではの最大の強みなのだ。