来来亭を語る上で欠かせないのが、創業者であり代表取締役社長を務める豆田敏典(まめだ としのり)氏の存在です。メディア露出時には高級車を乗りこなす豪快な姿がクローズアップされがちですが、その根底にあるのは徹底した現場主義と、人情味あふれる組織マネジメントです。
豆田社長はかつて複数の事業に挑戦し、多額の借金を背負うなどのどん底を経験しています。だからこそ「働く仲間には絶対に同じ苦労をさせない」「頑張った人間が報われる仕組みを作る」という強烈な信念が培われました。テレビ番組の密着取材や自著、講演の場において、豆田社長は一貫して次のように語っています。
「経営者の役割は、自分が儲けることではなく、ついてきてくれた社員を一人前の社長に育て上げることだ」
トップ自らが誰よりも早く現場に立ち、従業員の目線で汗を流す。この徹底した姿勢が、全国のスタッフに対する強い求心力となり、過酷と言われる外食産業において強固なロイヤルティを形成する原動力となっています。